光市は、県の東南部、周南工業地帯の東部に位置し、瀬戸内海国立公園を形成する自然景観の優れた人口約5万5千人の都市です。市の北西部を島田川が貫流して周防灘に注ぎ、中心地域は河口デルタを形成し、西日本随一の優れた白砂青松の海岸を有しています。
光市は、昭和13年に島田・光井・浅江の南部海岸地帯に海軍施設が建設される決定に伴い、昭和14年に光井・島田・三井・浅江の4村が合併して周南町となりました。そして、昭和15年10月、海軍工廠が「光海軍工廠」と名付けられ開庁されたことから光町と町名を改めました。その後、光町と室積町に海軍工廠の宿泊施設が建設され、両町の統一的都市形態が形成されたため、昭和18年4月両町が合併して光市となりました。昭和20年8月の空襲により光海軍工廠が廃墟となりましたが、工廠の跡地に企業が進出して近代工業都市として発展を続け、平成16年光市と大和町の合併により新たな「光市」が誕生し現在に至っています。
光市の水道は第2次世界大戦後、旧光海軍工廠の軍用水道をそのまま利用して創設されたのが始まりです。終戦により遊休となった水道施設の使用許可を昭和21年1月に受け、戦災を免れた工廠宿泊施設の入居者に給水を開始したのを始まりとし、昭和23年11月に光市水道事業運営の認定及び事業認可、その後昭和25年5月に変更認可を得て水道の普及に努めてきました。そして昭和28年8月1日に大蔵省より光海軍工廠水道施設の無償貸付を正式に受け、昭和29年1月、第1次拡張事業に先立ち既得水利権の同意を得るとともに島田川流水引用の許可を申請し、光市上水道水利権許可を得ました。水源は島田川の伏流水、送水管で清山配水池に送水し自然流下方式で市内に配水するという方式は現在まで引き継がれています。 |